レイプ未遂事件② 残された傷
こんにちは。ゆうです。
レイプ未遂事件①の続きです。
上級生から被害をうけたものの、相手に対しては、
結局、注意だけで終わったようで、
私の気持ちはおきざりにされたまま。
いつもと変わらない日常が待っていました。
前回びくびくと書いたものの、
私は学校で時折見かける相手に対して
怖さというより、むしろやり場のない怒りのようなものを感じていました。
もしかしたら、相手に対して、というより、
私によかれと思ってなされた対処の結果、
その状態を強いた大人たちに対してだったのかもしれません。
私は悪くないはずなのに、どうして私だけ
こんな気持ちで学校に通わないといけないの?
相手はへらへらしてるのに。
私自身、ひとりで帰ることが不安になったのか、
親にそう勧められたのか、覚えていませんが、
幼馴染に頼んで一緒に帰ってもらうようにしました。
ただ、自転車通学ではない彼女にとっては、
無駄に遠回り。
彼女に対しても負担を強いているようで、
申し訳なく感じていました。
また、同じクラスの女の子に、事件の話をしたら、
興味本位で質問をされ。
以来、私はこの件に関して、一切、口にするのをやめました。
学年が上がり、相手も卒業したことで、
いつの間にか私は、やり場のない気持ちを
「何もなくてよかった(=未遂で済んでよかった)」
という気持ちにすり替え、心の奥底に沈めたのでした。
何もなかったわけではないのに。
悔しかったのに。悲しかったのに。
そんな気持ちを誰にも話せず、
どれだけ周りに人がいても、どれだけ笑っても、どこか孤独。
本当の私をわかってくれる人はいない。
一番言いたいことが言えなくなったのは、
もしかしたら、この頃からだったのかもしれません。